あやメリーです。
前回記事からの続きです。
想像力を存分に働かせてお読みください。
SHIPに大事なお金を忘れてきてしまった私。
とにかく、そのSHIPに取りに行かねばなりません。
ボーディングブリッジのある駐機場にSHIPがいれば
ターミナルから歩いて取りに行けますが、
私の忘れ物が残置されているSHIPは、
空港の端っこにポツンと駐機されているとのこと。
車で行くしかない。
香港駐在の整備士さんにお願いして車を出動してもらいました。
私と整備士さん、広~い香港国際空港を小さな車で突っ走り、
15分後、空港の遥か彼方でポツンと休んでいる飛行機にやっと到着。
すると、あれ?・・・ 飛行機にタラップが装着されていません。
どうやって機内に入るの?
大きな飛行機の下で、小人(こびと)のように飛行機を見上げる私。
整備士さんも
『まずい。入る手段がない。』おお神よ、やっとここまで来たのに


万事休すか。
すると、整備士さん、どこからか特大の脚立を持ってきました。
機材整備に使うイメージの脚立です。
それを、コクピットの真下に設置し、上り始めました。
そして、コックピットの床下に通じる秘密の小さなドア(フタ)を
開け、
『ここ(コクピットの底)から入るしかありません。上れますか?』私
『む、無理です。』 ヘルメットしてないし、こんなに高い所なんて上れない!
スカートだし、パンツ見えるしー! (←誰も見てない)
しかも、コクピットの底部分まで脚立が届いてないし!(飛び移れってか)
結局、整備士さんに忘れ物を取ってきてもらうことになったのですが、
機内には収納棚が
無数 にあります。
どの場所のどの棚に入っているのかを、必死に細かく説明する私。
さすが整備士さん、パニック状態の私の説明を理解してくれ
無事、大事なお金と、免税販売に必要な書類は、手元に戻ったのでした。
その後、空港内を爆走し、乗務するSHIPへ急いで戻る~~。
SHIPに着いたらボーディング(搭乗)開始直前でした。
忙しい時間を割いて、車で沖まで連れて行ってくれた整備士さん、
本当にありがとうございました。
私のミスをフォローしてくれたチーフの先輩、同乗クルーの皆さん、
あの時は本当に申し訳ありませんでした!
心の底から反省した、と同時に
失敗をリカバーする気合と行動力も大事だと思った
忘れ物事件でした。
人気ブログランキングへ