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元キャビンアテンダントあやメリーの「自分らしくあるために、いつも心にSMILEを」

元国際線CAの現在・過去・未来のお話
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脱出訓練のお話

ごきげんよう~。 マイナンバー通知が届きました。 あやメリーです。



CAは定期的に、緊急事態発生に備える対策訓練というものを実施しています。

筆記や実技試験に合格できないと、翌日のフライトから乗務できません。

訓練は、モックアップという飛行機の実物模型の中で行います。

ドリルと言われる実技訓練はパイロットも参加して合同で行います。

でも、お客さま役となって座席に座るのもCAやパイロットなので

はっきり言って皆、緊急時の脱出方法を熟知しています。

実際の緊急時には、何も知らないお客さまを一人残らず 90秒以内 に脱出させなければならないんですよね。

前回記事に書いた、助手をお願いした旅客への任務の教示も

旅客役のパイロットは 「はいはい了解。」 って感じです。

実際の緊急時にはそんなに簡単には理解してもらえないよね、と思いつつ・・・です。



で、いつからか、会社の方針で社員も脱出訓練に参加するようになりました。

社員、というのはいわゆる乗務職ではない人達です。

出張などで頻繁に自社便を利用している社員ですが、

恐らく、緊急時の業務の流れというのは知らないのです。

でも、実際に緊急事態が発生したら、

社員は真っ先に助手に任命されます。っていうか、

社員は自ら助手を申し出なければなりません。

(お客のふりして逃げたらアカンでー。)



脱出訓練に参加する社員も、あの緊迫した雰囲気を味わうことで

『安全運航こそが我が社最大の使命なのだ』 と実感することでしょう。



そして、ブログのコメントでもいただいたのですが、

脱出訓練を一般の方にも体験してもらう機会があれば良いのにな、 と思いました。

逆にお客さまの恐怖をあおる、という結果にならないよう

CAも完成度の高い実技を実施しなければなりませんが。



時々、訓練風景がテレビで放映されていますが、

希望される方に訓練に参加してもらう機会があっても良いのではないか、

と思ったのでしたー。




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