あやメリーです。
妊婦さんの搭乗ルールってご存知ですか?
国内線の場合、妊娠中のお客様の飛行機利用は
出産予定日を含めて28日以内になると
診断書の提出が必要です。
出産予定日7日前からは
診断書の提出と医師の同伴が必要になります。
CA時代、国内線のチーフで乗務していたある日、
お腹の大きな女性客が搭乗されました。
出産予定まで28日以上あるか、と確認したところ
『ない。』 (臨月でした)
事前に診断書を提出していただいたかを確認すると、
『・・・していない。』ちょと待ってちょと待ってオネエサン~。 それでは飛行機に乗れませーん。
その女性は、
『どうしても乗りたいんです!乗せてください!』と懇願します。 (何か事情がありそうだ)
キャプテン・地上スタッフと協議し、
かかりつけの産婦人科医に電話して、飛行機移動が可能かどうか
直接確認することになったものの・・・
『診察券を持ってないので病院の電話番号が分からない。』『母子手帳も手元にない。』 (ますます訳ありだ)
というナイナイ尽くしでした。
それでもできることを尽くそう!ということで
104の番号案内で産婦人科の電話番号を調べました。
地上スタッフが電話を掛け、やっと繋がったと思ったら、
担当医不在 。 チ~ン。 アウト。
心苦しかったけれど、出発直前に降りてもらいました。
貨物室からその方の手荷物をオフロードするのにも時間がかかり
その間、他のお客様は待ちぼうけです。
即席のアナウンスで事情を説明し、
奇跡的にクレームは出なかったけれど
出発が大幅に遅れました。
飛行機ってね、結構色々と細かいルールがあるのです。
でも、安全運航とお客さまの安全のためなので
どーぞご理解をー。
あの時の赤ちゃんが無事に生まれていますように・・・。
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