あやメリーです。
今日は何だか暖かいぞ~。
ちょっとうれしいな~。
最近は、日も長くなってきましたね。
すこしづつ春が近づいてきていると感じます。
(そして花粉の気配も感じます)
さて、
夜のフライトでは、離着陸の時に客室を暗くします。
なぜでしょう~?
”夜景をキレイに見せるための乗客へのサービス” ?
残念ながら違いまーす。
夜間に照明を落とすのは、保安上の理由があるのです。
最も事故が起きやすい離着陸時は、
突発事故等で電源が落ちて、機内が急に真っ暗になっても
すぐに脱出できるようにしておかなければなりません。
人間の目は暗闇に慣れるまでに時間がかかります。
離着陸時には、あらかじめ機内を暗くして、
乗客もクルーも万が一の事態に備えて
暗闇に目を慣らしておく必要があるのです。
というわけで、チーフCAはオンオフのスイッチや、調節つまみを操作して
丁度良い照度まで照明を落とすのですが、
機種によっては調節が難しく、
CABINのライトが全部消えてしまうこともありました。
(通常、真っ暗にはせず、薄暗い状態を目指します)
でもまあ、座席で読書灯(スポットライト)を使っている方も多いので
真っ暗にはならないのですが、
あ~ら不思議、
一人が頭上の読書灯を消すと、
他のお客さまも次々に消していくのです。
(不思議な不思議な、連鎖の法則)
そして、CABIN内は
真っ暗 になってしまいましたー。
”なんも見えねえ。”何も見えないのも困ります。 オバケが見えても困るけど。
一寸先が闇では通常の業務もできません。
ライトを点けたくても、スイッチの位置も見えません!
慌てた結果、
照明を200%の明るさで急に点灯させてしまったこともあります。
目くらましか! 逆効果だ。
CABINの照明は正しく操作して、離着陸に備えましょう。
(と自分に言い聞かせていました。)
おしまい!
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