元キャビンアテンダントあやメリーの「自分らしくあるために、いつも心にSMILEを」

元国際線CAの現在・過去・未来のお話
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続・機長を連れてこい!と言われたら

あやメリーです。

前回記事からの続きです。 

クリック→ 「機長を連れてこい!と言われたら」


離陸まで時間が掛かりすぎて、到着も遅れそうなフライトで

クレームがありました。

クレームPAXは、乗り慣れない雰囲気の男性です。

話を聞き、お詫びしても許して下さらないし

同時刻の出発便がたくさんあることに納得いかない様子。

(お気持ち分かります。ごもっとも。)

お話を聞いている間に離陸の順番がきました。



上空で再び伺うと、まだ怒っています。

5分遅れほどで到着できることを伝えたのですが、

『機長をここへ連れてこい。』 とおっしゃいました。

私は 「それは致しかねます。」 ときっぱりとお断りしました。 

でもオジサン、興奮した手前、もう引っ込みがつかなくなっています。

『なら、ワシが操縦室へ行く。』 と。

一応、キャプテンに報告してみると


『いいよ、連れておいで。』 とアッサリ。


まだ、お客さまがコクピット見学ができた頃の話です。

(ハイジャック事件で機長が亡くなってからは一切見学不可になりました)

こんな興奮状態のお客さまを連れてコクピットに入室したら

何が起きるかわからない、と思って反対したのですが、


『だ~いじょうぶだ~。うまくやるから。』 てさ。


で、コクピットに入室できることをクレームPAXに伝えました。 すると、


『よし、機長に直訴してやる。』 (何を?) 


その後、私がピッタリと付き添って

そのクレームPAXをコクピットへ連れて行ったのですが、

その方、初めて見る本物のコクピット内のカッコよさに絶句。

気さくなキャプテンとの会話に怒りも消え、上機嫌に。

あの剣幕はなんだったのだ?

機嫌が直ったところで、パイロットの操縦が忙しくなる前に

その方を引きずり出しました。 (自分の座席に戻りんしゃい)

結局、離陸の順番によって遅延することはご理解いただけたようです。



ほぼ定刻に(!)到着し、上機嫌のクレームPAXは

『ありがとな!』 と言って降りて行きました。

あー疲れた。

ちなみに、ゴネてもコクピットには入れませんので悪しからず。



キャプテン、助けてくれてありがとう。




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