あやメリーです。
先日のブログにも登場したママ友さんから
こんな質問も受けました。
”CAさんって、仮眠するの? どこで?”国際線の長い路線だと、交替で休憩を取ります。
大きな飛行機だと、
クルーバンク と言われる小部屋があり、
そこで仮眠することができます。
クルーバンクの入り口は、とても分かりにくい場所にありますが
「これ、どこへ通じるドア?」 という謎の扉があるので
よーく見ると分かります。
でも、お客様は入ることができません。
ドアには鍵がかかっているからね~。
鍵は暗号をプッシュしてOPENします。
私はあまりの疲労でこの暗号を忘れてしまい、
バンクに入れなくて焦ったことがあります。

私が乗務していたSHIPのクルーバンクは、
ドアを開けると目の前にはハシゴがあり、
そのハシゴを両手両足を使って上り・・・
上りきると、ベッドが何床か並んでいます。
飛行機の屋根裏部屋のイメージかな。
空いているベッドを選んで、靴を脱いで入り
横になることができます。(幅は狭く、寝返りが難しい)
ベルトもあり、シートベルトサインが点灯したら
仮眠中でもベルトを締めなければなりませんのよ~。
制服にシワができないよう、髪型が崩れないようにそ~っと横になり、
振動で起こしてくれる私物の目覚ましをセットして、目を閉じる~。
目を閉じる・・・閉じる・・・。
寝られへーん!寝坊できない、と思うと眠れません。
どこでも寝られる人が羨ましいわ。
飛行時間が12時間以上あるヨーロッパ線だと、
2時間程度は休憩をもらえるのですが、
あまりギリギリに休憩から戻ると、なんとな~く気まずかったりします。
身支度の時間も必要なので、実際はあっという間に休憩が終わるーっ。
でも、横になれるだけでかなり違いますね。楽にはなります。
自分が横になったベッドは、毛布をたたみ、ベルトを揃えるなど
再びベッドメイキングをして、次の方が気持ちよく使えるようにしておきます。
一方、東南アジア便などは、フライト時間が7時間前後なので
まったく休憩が取れない時もあります。
ていうか、クルーバンク自体がなーい!(飛行機が小さい為)
休憩する場所もありません。
ギャレイで椅子に座ってちょっと休憩していると
お客様が 「水ちょーだーい。」 って入って来られるし
休まりません。
長い路線を飛んだほうが、かえって楽なのでした。


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