ごきげんよう~。 あやメリーです。
YS11型機に乗ったことはありますか?
もう退役してしまった、国産のプロペラ機です。

現在のジェット機の貨物室は、飛行機のお腹部分に独立して設置されていますが、
YSの貨物室は、CABIN(客室)の後方部に、延長線上に繋がって存在します。
飛行中も人間が出入りできる、というわけです。
貨物スペースには、お客さまの受託手荷物やペットちゃんが
同じ空間にいるのですよ~。 なんかすごいね。
時には、貨物室のワンちゃんがずーっと吠えていて、
その声が、マイクロホンを通してアナウンスに混じってしまうこともありました。
貨物室のすぐそばで機内アナウンスを行っていたのです。
救命胴衣の説明のBGMは、犬の鳴き声。

飛行機を怖がって鳴き止まない時には、
様子を見に行きワンコに声掛けしたり。
同期の中には
『今日、ペリカン乗せたわ。』 という者もいました。
また、ある時には、地上職員からフライト前に
『弁当持ち込みの団体さんがいらっしゃいますから。』 とインフォメーションがあり、
あらかじめ、団体様用に日本茶の下準備をしていたところ、
貨物用のドアから
ヒヨコの団体がエサ持ち込みで搭載されてきた、という、ちょっとした笑い話もありました。
YSって働きづらいSHIPだったけど、
なんか憎めないのよね~。
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Comment
いつの楽しませて頂いております。
数ある引き出しの中から、
「書いても良いもの」を厳選して書かせていただいております~。^^
ブログ、楽しく読ませていただいております。
コメントありがとうございます~。
私も飛行機が好きです
そうなんです。
昔はお客さまの体重をカウンターで測ることがありました。
ご想像のとおり、飛行機のバランスを考慮するためのものでした。
今は搭乗前に体重を測ることはありませんが、
機内で座席移動できる人数が実は決まっているんですよ~。
体重は自己申告ではなく本当に測定していたので、シビアです。
でも、体重が重すぎて降ろされた話は聞いたことがありません
YSの思い出を共有できて嬉しいです。
ジェット機だとあっという間に見えなくなる「富士山」も、
YSなら30分くらい機窓から楽しむことができました。
離陸も穏やかでしたよね~。