ごきげんよう~。 あやメリーです。
CAの職業病のひとつに、『航空性中耳炎』 があります。
フライト中に耳が詰まって、着陸まで抜けない状態になると
その後も激痛と闘うことになります。
一日に何便も乗務する国内線では、上昇・降下を何度も繰り返すので
耳が詰まった状態で乗務を続けると、気圧の変化に耳が耐えられなくなります。
私は新人CAの頃から、何度も航空性中耳炎を経験したのですが
ある時、医師から言われました。
『鼻中隔湾曲症だね。この鼻で、よくCAになれたね。耳詰まりしやすいでしょ。』
ガーン。私、鼻の骨が曲がってたのね。(ヘソは曲がってません)
耳がよく詰まる理由はこれだったのかー。
採用試験時の身体検査、なぜパスしたんだろう?
でも、あの時の身体検査でアウトだったら人生変わってたな。
喉が少し痛いだけでも、フライトすると耳が詰まって抜けなくなる私。
その結果、耳痛でフライトを続けられなくなる
↓
途中で勤務離脱
↓
スタンバイCAに代わりに乗務してもらう
↓
受診して、中耳炎の診断を受ける
↓
治るまで乗務停止
という、会社もスタンバイCAも私も、誰も喜ばないパターンになります。
お客さまにも良いサービスができなくなります。
また、交代要員がいない空港で勤務離脱になってしまうと、
飛行機で代わりのCAを送り込むことになり
それはもうヒンシュクものです。
少しでも体調不良になったら、
できる、飛べる、と思っても甘いジャッジはせずに最初から休むこと。
これもプロとして必要な決断なのです。
体調管理は、大きなミッションなのだ~。
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Comment
パイロットは薬の服用にも制限があり、薬を飲むと乗務できないこともあるようです。
眠くなったら大変ですしね。