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元キャビンアテンダントあやメリーの「自分らしくあるために、いつも心にSMILEを」

元国際線CAの現在・過去・未来のお話
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続・エスコートサービス

ごきげんよう~。 あやメリーです。

ボーディング開始時に、お客さまをゲートから機内へとご案内するエスコートサービス。

これは基本的にすべての便で実施しており

担当するCAはチーフが決めます。

小型機などでCAの編成数が少ない場合は

業務分担的に誰が担当するのかは明らかなのですが、

大型機の場合、私は

『だれにしよっかな~。』 と色々と考えて決めていました。



お客さまが搭乗ゲートで出逢う、最初のCAです。

やはり重要でしょう~~。



実際、ドアサイドでお客さまの

『今日は当たりだな。』 という言葉も多々聞きました。

そんな時、「ハズレとは?」 と考えます。

やはり、第一印象ではないでしょうか。

明るく、笑顔でお迎えするのは基本中の基本。

それができないCAがいるのも事実です。



さて、ゲートから機内までの距離で、

お客さまとどの程度コミュニケーションを取れるかは

各CAの接客スキルが試される時です。

ここで、いつもご利用いただいている方には

『今月はご出張が多いのですね。』 と話しかけたり

『いつものように〇〇新聞をご用意いたしましょうか?』 などなど

前回のフライトの話の続きをお話ししたりすると、喜んでくださいます。

顔を名前を覚えることは、個のサービスという観点からは大事なことです。

私も何度もエスコート担当を実施しましたが、

いつも緊張しながらお客さまをお迎えしました。

何にも話すことがない時は、コレ↓。

「到着地の天気と気温」

これをいち早くお客さまにお伝えすることで、話が広がるのでございま~す。



そして、お子さまひとり旅などで、子どもの優先搭乗をエスコートする時には、

お子さまと一緒に、コクピットの中が見える位置からパイロットをガン見します。

すると、コクピットクルーが気付いてくれて、

”ほぼ100%の確立で手を振ってくれる” というご褒美付きです。

お子さま大喜びです。



エスコートサービスは、旅の始まりをワクワクさせる、という意味もある

大事な大事なサービスなのでございます~。




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Comment

No title
編集
2~3時間のフライトは、耐えられますが
長時間になると、私にとってかなり苦痛です。

そんな時機内の入り口で、しっかりと塔乗客一人一人と
目を合わせて迎えられるチームと出合うと気持ちが良いです。
中には、ちょっとした合間にお互いでおしゃべりしているCAも
いらっしゃるので。。。

最初から、最後まで、とても素晴らしい接客をされたのがEtihad Airwaysのチーム。

選択があれば、できる限りこのラインを使いたいです。
2015年10月25日(Sun) 15:51
編集
感じの良い、素敵な笑顔のCAさんに出逢うと、「またこの会社の飛行機に乗りたいな」って気持ちになりますね(^-^)飛行機だけではなくて、お食事に行くときも、何かを購入するときも、最後に印象に残るのは、「ひと」ですよね!いくら、食事が美味しくても、店員さんの応対が悪いと、次はないな~と思ってしまいます(*_*;
2015年10月25日(Sun) 16:17
編集
なるほど、私は優先搭乗で先頭になったのが2回ほどあります

最初の時は確かに到着地の天候の話しをされました

2回目は何回か一緒になったことがあるCAさんで乗り継ぎで福岡に行く事を知ってました
いつも同じ便で同じ目的地に行くとはいえすごいですよね

その時は別に気にも留めていませんでしたが、数回しか一緒になっていないのに覚えているとは…

あやメリーさんの記事を見て振り返ってみて気付きました

さりげないですが、プロ魂を見ることができました
2015年10月25日(Sun) 22:38
Re: そよ風 さま
編集
機内設備も大事ですが、やはりソフト面での顧客満足度がリピーター獲得には重要なのですね。

コメントありがとうございました!
2015年10月26日(Mon) 23:43
Re: プリシラ さまへ
編集
同感です(^^)

常にお客さまの立場にたって行動することが、基本的なことですが大事ですよね~。
2015年10月26日(Mon) 23:49
Re: メタボン さまへ
編集
飛行機のお客さまがメタボンさまのような方ばかりだと嬉しいのですが、

接客は難しいですi-229
2015年10月26日(Mon) 23:53












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