ごきげんよう~。 あやメリーです。
前回からの続きでーす。
旅客機が緊急着水し、海に漂流した時には
まずは雨や直射日光にさらされないように 「キャノピー」 というビニール製の屋根を張ります。
キャノピーは空から見付かりやすいようにオレンジ色をしています。
CA一人でキャノピーを展張することはできないので、
CAが指示を出して乗客みんなで協力しながら行います。
この指示の仕方は毎年訓練しています。
その後、生き延びるための 「サバイバルキット」 を使用していきます。
サバイバルキットは大きな飛行機には各ラフトに装備されています。
中身は、数日間生き延びるためのグッズと、
捜索に来た飛行機や船から発見されやすくするためのアイテムの2種類に分けられます。
気になる中身は~・・・
周囲の海の色を染める染料(上空から発見されやすくするために)や、
シグナルミラーという手鏡(太陽の光を反射させて上空の捜索機に合図)や
ラフトの破れを修理するリペアキットや
水を汲み出すスポンジやバケツ、
雨水を消毒して飲料にするための錠剤、
飲料水、ちょっとだけ食糧、万能ナイフなどなど、細かいグッズが満載でした。
そうそう、 「サバイバルマニュアル」 という生き延びるためのハウツー本も装備されていましたが
全部
英語。 読んでられっか。
実際に漂流したことはないので、これらは使ったことはありませんが
毎年の緊急対策訓練では実際に手に取り、使い方をレビューしています。
もっとお客さまの目にも触れるように、空港ロビーなどに展示したらいいのにね。
だって、漂流時、そのラフトにCAが乗っていなかったら
「このグッズたち、なに?」 になってしまいますよねー。
実際に使う確率は本当に低いですが、見てみたいと思いませんか?
ではまた~~

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