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元キャビンアテンダントあやメリーの「自分らしくあるために、いつも心にSMILEを」

元国際線CAの現在・過去・未来のお話
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機内搭載の備品について

ごきげんよう~。 あやメリーです。

飛行機内には備品として薬や医療用品が搭載されています。

まずは、お薬箱。(Medicine Kit)

これは常備薬が入っていて、酔い止め・胃薬・鎮痛剤・絆創膏・消毒薬など、

家庭の薬箱と同じ内容品です。お客さまから希望があれば投薬します。



AED (自動体外式除細動器) は機内にも搭載されています。

私は機内で使用することはありませんでしたが、

1年を通すとわりと使っているかも。

CAは毎年、AEDの使用訓練を受けています。



そして、ドクターズキット。

ドクターズキットは、医師資格をお持ちのお客さまが使用できるもので

注射やメス、薬品など、我々には使い方が分からないグッズばかりが詰まっています。

医師には、キットの中身リストをお見せして、使用するものがある場合に開封します。

普段はダイヤルロックとシールで厳封されていて、

毎日、使用期限や開封された形跡がないかどうかをCAがチェックしています。



その他にはね~

レサシテーションキット (Resuscitation Kit =通称:レサシ)。

心肺蘇生を行うときに使うキットで、アンビュバッグや聴診器、吸引器、血圧計、開口器などなどが入っています。

あとは~、(まだあるのか? あるんです)

酸素ボトルです。何本も載っています。



これらは、使うことは少なくても、絶対に載っていなくてはならないもの。

だって、飛行機は急には降りられないからね。

上空で急病人が発生して、地上で医療機関に引き継ぐまで

CPR(心肺蘇生)を続けたCAもいました。



急病人が発生するたびに、

「ナースの資格があればこんなに困らないのにな。」 といつも思ったのでした。

機内でどんな急病人対応を経験したのか、また機会があればお話ししまーす。




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