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元キャビンアテンダントあやメリーの「自分らしくあるために、いつも心にSMILEを」

元国際線CAの現在・過去・未来のお話
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上空からの救急車要請

ごきげんよう~。あやメリーです。

熊本空港も再開し、人員の送り込みや物資の輸送が始まりましたね。

飛行機の輸送力・スピード性を活かして、皆の想いを届けておくれ。



先日、付き添いではなく自分が主役で乗った救急車。

CAの時は、コクピット経由で救急車手配をしたことが何度かあります。

機内に居合わせたドクターの指示で、上空から要請しました。



到着後は、急病人が一番最初に降機します。

他のお客様にはその間、お待ちいただくことになります。

少しでも早く降機したいビジネスマンの方もいらっしゃるはずですが、

アナウンスで 『急病の方を先に医療機関に引き継ぐので・・・』 と依頼すると、

飛行機が駐機場に到着した後も、皆さま座ったまま待機して下さいます。

誰も立ち上がらないキャビンを見て、感謝の気持ちで一杯になりました。



救急車は駐機場に待機して到着を待っていてくれました。

救急隊の手で担架に乗せられたお客様が傾斜のあるタラップを降りる際、なんと

担架ってイスに変身するんですね、ご存じでしたか? 知らなかったわー。

これでズリ落ちる心配もありません。 機能的です。



機能的といえば、航空会社が所有している車イス。

この車イスは機内の狭い通路を通る時に、左右の車輪の幅を狭くすることができるのです。

横幅スリムな車イスに変身し、機内の通路をスイスイと通行可能になるんですよ~。

この車イスが導入された時にはかなり感動しました。

車イスのお客さまの搭乗案内にかかる時間も短縮され、

定時性もアップしました。



上空から救急車をオーダーすることは、かなりのオオゴトです。

飛行機に乗る前から体調が悪い時には、搭乗前までに申し出てくださいね。

上空では急変することもあります。そのような方を何人も看てきました。

あらかじめCAが把握しておくことで、急な体調悪化にも素早い対応ができますしね。



ではまた~ 




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