ごきげんよう~。 あやメリーです。
フェリーフライト(回送)のお話です。
『フェリーでSHIPを戻す』 ことになったら、
新しい便名がつきます。
出発時刻が決まります。
ガスアップ(給油)します。
パイロットは運航管理者(ディスパッチャー)とのブリーフィング等々を終えたら・・・
出発です!
緊急時には脱出しなければならないので、ドアを開けると脱出スライドが展開するようにドアモードはもちろん変更します。
お客さまを乗せていないということ以外、
保安業務については通常のフライトと同じです。
いつもと違うことといえば、
コクピットのドアはずーっと開けたまま、でした。
だれもハイジャックしません。
パイロットの操縦の様子も見られて、とっても新鮮です。
通常フライトと同様に、離陸の合図もあります。 ポーンポーン♪
でも、アナウンスは実施しませーん。
離陸してしばらく経つと、ベルトサインもちゃんと消えます。
CAはベルトサインが消えたら、
フリータイム。
PAXシートに座って、
ダイバートしたレポートを作成するチーフあり、
地図を片手に景色を観ながら地点の勉強をするCAあり、
食事するCAあり。
コクピットのジャンプシートに座ってパイロットとおしゃべりするCAもあり。
みんなそれぞれ。 束の間の充電タイムです。
(爆睡する先輩CAもいました)
お客さまが乗っている時は避ける積乱雲も、
フェリーフライトでは避けてくれない時もありました。
『雲、突っ切るからねー。揺れるよー。』
とキャプテンからアナウンスが入ったことも。
どれだけ揺れても怖くありませんよ。コクピットクルーを信頼しています。
CAはのんびり過ごしていますが、パイロット達は仕事キッチリ!です。でも、いつもよりリラックスしているようにも見えます。
フェリーフライトの様子はこんな感じなのでした。
イレギュラーはお客さまにご迷惑が掛かるし、会社にとっても損失です。
本当はダイバートやリターンなど発生しないのが最良なのですが、
フェリーフライトは束の間のほっこりタイムなのでした。
さて、代替空港で降ろされたお客さまは、その後どうなるでしょうか。
次回に書きます。(* ´ ▽ ` *)
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Comment
フェリーフライトになると、
CAのスケジュールも大幅に変更になり、悲喜こもごもです。
また書きたいと思います。